2020年3月10日 Posted by 編集部
高級ミニバンとして大人気のアルファード・ヴェルファイア。その人気の理由の1つに売却時の価格が高いということが挙げられます。売却価格が高いので、中には1~3年という短いスパンで新車に乗り継いでいる人もいます。
この記事では、アルファード・ヴェルファイアのリセール価格・残価率について見ていきますので、ご参考にされてください。
※この記事は、短期乗り換えを推奨するものでも、リセール価格や残価率の保証をするものでもありません。また、損失を被った場合も一切責任をとれませんので、ご承知おきください。
Contents
リセール価格、残価率が高いと言われているアルファード・ヴェルファイアの残価率について見ていきます。
残価率とは?
残価率とは、新車購入価格に対する、売却時の価格の割合のことです。
残価率 = 売却時の価格 ÷ 新車購入価格
残価率が高いほど価値が落ちづらい人気の車と言えます。
前置きをさせて頂きますが、アルファード・ヴェルファイアの残価率を一言で表すのはとても難しいです。
他の車にもあてはまることですが、アルファード・ヴェルファイアは、多くのグレードやオプションが用意されており、どのように車を買うかで残価率が大きく変わってきます。
また、定期的に行われているモデルチェンジの影響などもありますので、一概にどの程度ということが難しいのです。
ですので、あくまで参考にして頂ければと思いますが、上手に車を買うと新車購入から3年後の残価率が
になったという実績があります。
買い方やタイミングもありますので必ずそうなるとは言えませんが、平均的な車の新車購入から3年後の残価率が50~55%程度と言われていますので、アルファード・ヴェルファイアは非常に良い残価率であると言えます。
2020年3月現在は、アルファードの方がヴェルファイアより残価率が良いことが多いようです。好みもありますが、リセール価格を気にする方はアルファードにしておく方が良いかもしれません。
下記から実際にいくらで売却出来ているのか、買取価格のデータをご覧いただけます。
新車価格が高いのに、他の車種よりアルファード・ヴェルファイアを乗り継いでいる人が多いのは、残価率が高く、実際の負担金が少なくなっていることも大きな理由の1つです。
一般的に、経済的に負担を少なく車に乗ろうと思うと、購入価格を安くすることを考える方が多いです。しかし、お得に乗ろうと思うと残価率を考えておくこと、つまり売却時にいくらで売れそうかを考えておくことが大事です。
こちらの表は、一例です。アルファード・ヴェルファイアとは関係ありません。
新車購入価格 | 3年後の売却価格 | 差額 | 残価率 | |
車A | 400万円 | 300万円 | 100万円 | 75% |
車B | 300万円 | 150万円 | 150万円 | 50% |
確かに最初の持ち出し価格や、月々のローンは、400万円の車Aを買った時の方が負担が大きくなります。しかし、差額を見ると残価率の高い400万円の車Aを買った時の方が負担している額が小さくなっていることがわかります。
せっかく車を買うなら好きな車を買うのが一番ですが、いくつかの車で悩んでいるのであれば、残価率の高い車を選ぶと次の乗り換えが金銭面でしやすくなります。
では、なぜアルファード・ヴェルファイアの残価率が高いのでしょうか。最も大きな理由は、中古車のアルファード・ヴェルファイアが海外で人気だからです。
実はアルファード・ヴェルファイアは国内でも人気ですが、海外でもとても人気があります。中古車のアルファード・ヴェルファイアの大半がマレーシアへ輸出されていると言われており、マレーシアでは、日本国内での流通価格よりも高い値段で取引されています。
そのため、マレーシア人気で売却時の価格が決まってきます。同じアルファード・ヴェルファイアでもマレーシアで人気の車が、一際高い残価率を実現しているのです。
その極めて特殊な例として、嘘のような本当の話ですが、「新車購入から1年後に新車購入価格より高く売れた」ということがありました。残価率でいうと100%以上になります。全く乗らずに保管していた車ではなく、1年間普通に街中を走っていた車です。
必ずそうなるわけではありませんが、間違いなくマレーシア需要から起こりえた残価率でした。
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ここまでを読んで「アルファード・ヴェルファイアをいいな」と思った人向けに、お得にアルファード・ヴェルファイアに乗る方法をまとめておきます。このポイントを抑えておくと、知らない方より1歩も2歩も有利になります。
新車購入をする時には、高い残価率を実現するために、マレーシア輸出に評価されるように購入をしましょう。先程も書きましたが、アルファード・ヴェルファイアなら何でもリセールが良いわけではありません。マレーシア輸出に評価されるかされないかで売却価格が何十万円も変わる可能性があります。
グレードやメーカーオプション装備は後で変更することが出来ません。新車購入時から高く売れるかどうかの勝負は始まっているのです。
タイミングによって、その時の相場がありますので、いくらで売却出来るかはわかりません。しかし、マレーシア輸出に評価されるように購入しておくと、その時点での高値がつきやすいのでオススメです。
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【アルファード・ヴェルファイア】新車を買うなら輸出企業のENGがオススメの理由 | 高く売却出来るかは新車購入時に決まります!
中古車アルファード・ヴェルファイアを売却するのであれば、個人からの買い付けを行っている輸出企業へ売却するのがオススメです。
TVCMで有名な大手買取店は、買取後のアルファード・ヴェルファイアを海外へ直接輸出しているわけではありません。中古自動車オークションへ出品しているのです。それらを、マレーシアへの販路を持っている輸出企業が落札して海外へ輸出しています。
中古車アルファード・ヴェルファイアの買取価格は、先程マレーシア人気で決まると言いましたが、より厳密に言うとオークションで輸出企業にいくらで落札してもらえるかで決まっているのです。
つまり、大手買取店の買取価格は、オークションの落札価格から買取店の利益や経費・手数料を差し引いた額となっています。
しかし、マレーシアへの輸出企業の中には、直接個人から車の買い付けを行っている会社もあります。そういう企業に売却をすると、元々オークションで落札した車両を輸出していますので、買取店の利益や経費・手数料などの中間マージン分、高く買取してくれることがあります。
ですので、個人からの買い付けを行っている輸出企業へ売却するのがオススメです。弊社株式会社ENGもマレーシアへ直接輸出をしておりますので、愛車をお手放しの際はご相談ください。
また、マレーシアへは輸出規制の関係で、新車購入から1年以上5年未満の車両しか輸出することが出来ません。今、アルファード・ヴェルファイアにお乗りの方は、5年を経過する前に一度売却をご検討してみてください。
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高いリセールで有名なアルファード・ヴェルファイアの残価率についてみてきました。ポイントをまとめておきます。
同じアルファード・ヴェルファイアでもどう車を買うか、売るかで経済的な負担が全然違ってきます。これからアルファード・ヴェルファイアを購入しようと思っている方のご参考になれば幸いです。
また、アルファード・ヴェルファイアは車自体が魅力的だからこそ、リセール価格も高くなっています。もっとアルファード・ヴェルファイアについて知りたいという方は関連記事を読んでみてください。2020年1月に一部改良が行われて、廃止になったグレードがあったり、装備品にも変更がありました。これから買う方は違いを確認しておきましょう。
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