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車をローンで購入する場合のメリットとデメリットを紹介します

2021年9月16日 Posted by 編集部

車を購入するときは、現金一括にするべきかローンを利用するべきか判断に迷ってしまう人は多いでしょう。両者にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、それらを把握しておく必要があります。

ここでは自分の経済力に合わせた支払い方法の選び方、ローンの利用における一括返済、審査の注意点などについて説明しています。

Contents

1 車を購入するときのローンのメリット
2 車を購入するときのローンのデメリット
- 2.1 ローンには金利が発生します
- 2.2 完済まで自己所有物にはならない
3 状況に応じた返済プランを
- 3.1 無理なく返済なら長期返済が得策
- 3.2 一括返済で繰り上げ返済
4 車のローンの審査について
5 よくある質問

車を購入するときのローンのメリット

では車をローンで購入することのメリットはなんなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

今すぐにほしい車を入手できる

現金一括で購入しようと思えば、購入価格と諸費用を全額用意しなくてはいけません。

新車であれば300万円や400万円は当たり前で、貯めるまで待つとなれば相当な期間を要するでしょう。その間にほしい車がモデルチェンジし、購買意欲が消失してしまう可能性は考えられます。

ローンを利用すれば、今すぐに購入できるメリットがあるのです。

資金に余裕がなくても購入が可能

家計の収支がプラスになっていれば、ローンを組める可能性が高いです。

頭金なしで組めるタイプもあるので、貯金がほとんどない状態でもローンを利用すればチャンスがあります。ローンには夢や目的を前倒しする意味合いがあるのです。

特に若いころは貯金が少ない人が多く、そうした人はローンを利用するメリットが大きくなります。

貯金を確保しながら車を持てる

現金一括で購入できるだけの貯金がある人でも、貯金の使い方には十分に注意する必要があります。貯金がほとんど底をついてしまうと、いざというときに困るからです。

特に冠婚葬祭は予期せぬタイミングでやってくるので、万が一に備えて現金を確保しておくことが大切です。

車を購入するときのローンのデメリット

ローンでの購入にはもちろんメリットのみならず、デメリットも存在します。デメリットもしっかりと確認してローンで購入するかどうかを検討しましょう。

ローンには金利が発生します

ローン全般には金利が設定されており、この金利はいわば手数料だと言えます。

銀行の場合は3%程度と比較的低いですが、ディーラー系だと10%超になるケースが多々あります。金利が大きいほど利息は増える仕組みですが、利息を決定する条件には借入金額や返済期間もあるのです。

低金利ローンでも高額を調達して長期返済をする状況だと、利息は膨らんでしまいます。

完済まで自己所有物にはならない

完済するまでは借り物という解釈となり、所有権は金融機関やディーラーに帰属します。それゆえ完済前に自己判断で売却することはできません。また賃貸の駐車場の契約が不可となるケースも稀にあります。

状況に応じた返済プランを

無理なく返済なら長期返済が得策

無理なく返済していくことを考えるなら、長期返済プランを立てるのが得策でしょう。

それにより毎月の負担額を減らせるので、家計への影響を抑えることができます。短期返済プランを立てれば、借入期間を短縮できるので利息は減ります。

ただし、家計状況は一定ではなく、月によってはマイナス家計になることがあるはずです。そうした月は返済に逼迫する状況が予測できるので、返済期間の設定は慎重に行ってください。

返済で逼迫しないためには、長期返済を設定しておくのがおすすめです。

一括返済で繰り上げ返済

一括返済を活用すれば、途中から繰り上げて返済することができます。

まとまった貯金を確保できれば、それを一括返済資金に充てられるでしょう。一括返済のメリットは即座に完済できるので、今後発生するであろう利息をカットできることにあります。一括返済後は車の所有権を自分に移行できるメリットもあり、堂々と自分の車だと言えるようになります。

一括返済において注意したい点は、貯金を使い果たしてしまうことです。お金は予期せぬタイミングで必要になるので、最低でも給料の半年分くらいは確保しておきたいです。

貯金がない状態で金欠になれば、結果的に借金をせざるを得ない状況になりかねません。これらの点にさえ注意しておけば、一括返済にデメリットはありません。

車のローンの審査について

審査なしで借りられるローンは皆無です。審査とは返済能力を見極めるために行われるもので、完済できるかどうかが焦点になります。

借りるためには仕事をしていて収入があること、成人していることが絶対条件です。これらの条件をクリアしていても、希望額が高額だと審査に受からないケースがあります。

また希望額を少額に抑えても、他社からの借入れが大きい、すでに返済に逼迫している、ブラックリストに登録されている、などに該当する場合も審査に通過するのは難しいです。審査を少しでも有利に進めるためには、無理をしない借入れをすることが大前提です。

希望額は少なければ少ないほど、審査通過率が上がるのは間違いありません。新車の購入が厳しいのであれば、中古車も選択肢に入れてみましょう。たとえば200万円の借入れは無理でも、150万円なら融資を受けられるかもしれないのです。

よくある質問

Q.ローンは頭金ゼロでも借りられる?

A.頭金を設定したほうが審査で有利ですが、頭金なしでも借りられるローンは存在します。ただし頭金を少しでも入れたほうが、借入総額自体を圧縮できるので審査で有利になります。頭金は購入総額の20~30%程度用意しておくのが好ましいですが、決して無理はしないようにしてください。返済に逼迫して車を失うような状況だけは避けなくてはいけません。

Q.ローンの利用において注意するべきことは?

A.完済までの期間を想定し、シミュレーションをしておく必要があります。たとえば今年~来年にかけて問題なく返済ができても、その先で返済が厳しくなるようでは困るでしょう。完済までの期間において、無理なく返済できるか考えることが大切です。無理のない返済計画を決めたうえで、購入できる車を絞っていくのが得策です。

Q.ローンの利息を抑えるためのコツは?

A.低金利で借りること、借りすぎないこと、なるべく早く完済することです。この中で借入総額と返済期間に関しては自分で調整ができます。そのため高金利で借りた人であっても、工夫次第で利息を減らせるのです。ムダ遣いを減らして家計を圧縮すれば、その分を返済資金に回せるでしょう。事前に返済期間別の返済総額を調べておくのがおすすめです。