2019年6月7日 Posted by 編集部
国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が、平成30年度の「自動車アセスメント」の評価結果を発表しました。
その結果、トヨタ「アルファード・ヴェルファイア」が予防安全性能評価で大賞を獲得しました。
「自動車アセスメント」とは、国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が、現在市販されている自動車の安全性能について、試験による評価を行い、その結果を公表したものです。
試験の評価軸としては、大きく「衝突安全性能評価」と「予防安全性能評価」があります。衝突安全性能評価は、衝突時の乗員や歩行者の安全性を評価したもので、予防安全性能評価は、事故を未然に防ぐ技術を評価したものです。
その他には、チャイルドシートの安全性能評価をした、「チャイルドシートアセスメント」もあります。
平成30年度の予防安全性能評価については、乗用車17車種・軽自動車4車種の計21車種評価を実施が行われました。下記にメーカーと車種の一覧をまとめてあります。
メーカー | 車種 |
スズキ | クロスビー |
スズキ | ジムニー |
スズキ / 三菱 | ソリオ / ソリオ バンディット
デリカD:2 / デリカD:2 カスタム |
スバル | フォレスター |
スバル | インプレッサ/XV |
ダイハツ | ミラ トコット |
トヨタ | アルファード / ヴェルファイア |
トヨタ / ダイハツ | カムリ / アルティス |
トヨタ | カローラ スポーツ |
トヨタ | クラウン |
日産 | ノート |
ホンダ | インサイト |
ホンダ | オデッセイ |
ホンダ | N-VAN |
マツダ | アテンザ |
マツダ | CX-3 |
マツダ | CX-5 |
マツダ | CX-8 |
三菱 | エクリプス クロス |
三菱 / 日産 | eKスペースカスタム / eKスペース
デイズ ルークス ハイウェイスター / デイズ ルークス |
今年度の予防安全性能評価は、下記の評価項目で行われました。総合計得点は126点となり、 12点超えで「ASV+」、46点超えで「ASV++」、86点超えで「ASV+++」となります。
被害軽減ブレーキ(対車両32点、対歩行者65点(うち夜間40点)):被害軽減ブレーキ試験における減速度(速度低減率)による総合計
高機能前照灯(5点):高機能前照灯の装置の種類に応じた得点の総合計。低速から作動する方が得点が高くなる。
踏み間違い加速抑制(2点):ペダルの踏み間違い時加速抑制装置の試験における、衝突回避あるいは減速量に応じた総合計
車線逸脱抑制(16点):車線逸脱抑制試験における車線逸脱量による得点の総合計
後方視界情報(6点):車室内のモニタに表示される視対象物の数に応じた得点。より広い範囲の視対象物を表示出来る方が得点が高くなる。
国土交通省に平成29年度の自動車アセスメントが掲載されています。下記から細かい試験内容などを確認出来ます。まだ平成30年度分は掲載されておらず、少し評価項目が変わっているかもしれませんが、ご参考になさってください。
平成30年度の予防安全性能評価において、アルファード・ヴェルファイアは、なんと126点満点を獲得し、大賞に輝きました。対象21車種のうち、15車種が最高評価の「ACV+++」を獲得しています。
また、衝突安全性能評価では、スバル「フォレスター」、トヨタ「クラウン」が、共に最高得点で大賞を受賞しています。
詳細は自動車事故対策機構のプレスリリースをご覧ください。
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