2018年7月9日 Posted by 編集部
法人で車を購入、もしくはリースをすることでの節税が注目されています。この記事では、購入とリースのどちらが良さそうかを検討していきます。
車を購入した場合は、費用計上する際に、原価償却という考え方が出てきます。原価償却とは、長期間にわたって使用されるものを購入した場合は、使用される年数で分割して費用計上するという考え方です。また使用される年数のことを耐用年数と呼び、物によって、税法で耐用年数が決められています。これを法定耐用年数と呼びます。ここまでを踏まえて、新車を購入する場合と、中古車を購入する場合では、違いが出てきますので見ていきます。
新車の法定耐用年数が6年のため、6年かけて原価償却をしていく必要があります。一括購入した場合、支払いは購入時になりますが、その年に全額計上することが出来ません。
中古車の耐用年数は「6年 – 経過年数」 + (経過年数 * 0.2)で算出されます。但し、小数点以下は切り捨てとなります。従って、「初年度登録から3年10ヶ月以上経過している車(3年10ヶ月以上落ちの車)」の場合、耐用年数は2年となります。ここでポイントとなるのが、定率法の場合は、耐用年数2年のものは1年で購入金額の全額を償却することが出来るという点です。つまり、短期的な視点で、節税を考えるのであれば、3年10ヶ月以上落ちの車を購入するのが効果的です。
新車、中古車どちらを買う場合も基本的な考え方は同じです。但し、月々のローンの金利については費用計上することが可能です。
車の購入する場合の比較として、リースという選択肢が考えられます。リースについての説明と、メリット、デメリットについて書いていきます。
リースとは、リース会社の車を、数年契約で毎月リース料を払って借りることです。借りた車は購入した場合とほぼ変わりなく利用することが出来ます。レンタカーは短期向けなので、長期で利用するとリースより割高となります。また、リースの場合は、好きな車種を新車から借りることも出来ます。
※メリット・デメリットにはリース会社によって異なることもございます。ご了承ください。
支払い総額だけを考えると、現金一括払いで車を購入するのがよいでしょう。短期的な節税効果を狙うのであれば、上述のように、「3年10ヶ月以上落ちの中古車」の購入が効果的です。ですが、資金繰りに不安がある場合や、車購入の結果、別途ローンで資金調達が必要になってくる場合は、最初からローンでの車購入やリースも視野に入ってきます。
リースとローンどちらがよいかは、費用面でいうと税金や保守費用、何年利用したいかなど総合的に判断していく必要があります。但し、手間という面では、リースに軍配が上がります。一括払いやローンでの購入より、リースの方が費用が上であった場合でも、忙しい仕事の合間に車をメンテナンスするコストや手間を考慮するとリースという選択肢も十分魅力的です。
どういう車の使い方をするのか、何を重視するのかで有効な選択が変わってきます。また、そもそもの話になりますが、車を使わないお仕事ですと、経費として認められない可能性がありますので、具体的な検討を進める場合は、税理士さんと相談されるのがよいでしょう。
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