2018年8月3日 Posted by 編集部
その修理ちょっと待った!もしかすると売却時の査定額が下がるかもしれませんよ。
事故の後に、車を修理をするのは自然な流れですが、不必要な修理には注意が必要です。
車の修理には大きく2パターンがあります。
板金塗装は、凹みがある箇所を戻したり、色を塗るなどして修理を行う方法で、交換はそのままですが、損傷のあるパネルを交換する方法です。
基本的には、軽微な損傷であれば板金塗装。板金塗装が困難な大きな損傷であれば交換をするというイメージです。場所によってはそもそも板金が困難な場合もあります。
また、交換の場合は、交換する新しいパネル自体の費用が発生しますので、板金塗装より高額になることが多いです。どちらが良いのかは場合によって変わりますので、お店の方にご相談して下さい。
気を付けないといけないのが、不必要な修理で修復歴車になってしまう場合です。
▼修復歴車の定義はこちらから▼
避けたいのは次のような場合です。
事故の時点で明らかに修復歴車に該当してしまう場合はどうしようありません。しかし、修復歴がつく場合とつかない場合で査定額が大きく違ってきますので、不必要な修理で修復歴がついてしまうのは非常にもったいないです。
「出来るだけ綺麗にしたいので小さな傷も修理して」
「保険で費用が出るので傷のあるパネルは全て交換して」
例えば、こんな風に依頼をして、お店の方が要望通りの修理をしてくれた結果、知らず知らず修復歴車になっていたということがあるかもしれません。
これらはお店の方の技術云々ではなく、車の構造や修理の工程上どうしても起こりえます。
例えば、骨格に溶接されているようなパネルですと、パネルを交換するとどうしても骨格部分に手が入ることがありますし、傷を目立たないようにするためには、その周囲にも手を加える必要があります。
結論としましては、修理の前にお店の方と相談をして、直す箇所と修理の仕方をしっかりと判断しましょう。
こういった状況を避けられるなら避けたいという方もいれば、構わず徹底的に綺麗に直したいという方もいるかもしれません。
レアケースの話になりますし、最終的にどのように修理をするかはご自身の判断になりますが、知っていて判断するのと、そうでないのでは大きな違いです。知識として頭に入れておくと、いざという時に安心ですよ。
余談ですが…
ペンなどで小さい傷を補修しているお車がありますが、逆にその補修跡が目立っている場合があります。売却間際であまり気にならないのであれば、特に手を加えずそのまま売却するというのもアリかと思います。
ペンで塗った結果、余計に補修コストがかかり、査定額が変わってくるという場合があるかもしれません。
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