2022年9月22日 Posted by 編集部
こんにちは。ENGです。
だんだんと日が暮れるのも早くなり、風も涼しくなってきましたね。
本日は、マレーシアの輸入台数についてと、今後の相場予想について書いていきたいと思います。
マレーシアの輸入台数は、毎年だいたい2万台を少し越えるぐらいですが、今年は現地需要があがったのに加え、急激な円安の影響により大幅に増加しています。
9月10日時点での輸入台数は33,000台で、翌週9月13日時点では、なんと34,306台でした。
例年と比較して、輸入台数は大幅に増加しています。
マレーシア政府は、過去にアイルランドが日本から中古車を輸入しすぎた結果、マーケットが崩壊したのを見ていた為、これまでは輸入ライセンスの発行枚数を調整し、輸入台数の制限を設けていました。
その結果、例年輸入台数は20,000台~25,000台程で収まっておりましたが…今年は例年よりも多く発行されています。
9月の頭頃から、クアラルンプールのお客様(現地ディーラー)の中には、輸入台数が多すぎて在庫が余ってしまってしまい、買い付けをストップしている方もちらほらいらっしゃいました。
そこから輸入台数はさらに増え、同時に買い付けをやめるお客様も増えている状況です。
さらに、買い付けをやめているお客様が増えている理由の1つとして、輸入台数が35,000台を超えたら、輸入時に払う手数料を30万から60万に引き上げると政府から発表された事が関係しています。
この話が出てから余計にマレーシアの輸入業者は、買い付けを止めています。
今から相場が下がると予想して、弊社のマレーシアのお客様も、数社を除いて、買い付けを止めるか、現状の相場から30-50万引いた値段でしか買わないという状況です。
また、9月8日にマレーシア中央銀行が政策金利を2.5%へ利上げする事を決定した事から、年後半は景気減退する可能性があります。
買い付けを抑えているのはマレーシアのお客様だけでなく、国内のオークションでも、買い付けを止めている業者が増えている状況です。
例年であれば、この時期オークション終了時間は17時か18時くらいですが、先週の木曜日と金曜日は朝の9時から21時すぎまで開催されていました。
本日も台数が多く、21時30分位まで開催される予定です。
市場に車は溢れていますが、買い付けを止めている業者が増えている状態で、需要と供給のバランスは完全に崩れてしまっています。
ここから年末に向けて相場があがる可能性は低いかと思いますので、売却を検討している方は早めに動いていただくのがおすすめですm(__)m
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