2020年3月30日 Posted by 編集部
トヨタの人気SUVのハリアー。2020年6月にフルモデルチェンジが予定されており、これから購入を検討している方もいるのではないでしょうか?
この記事ではハリアーのリセール価格・残価率について見ていきます。これからハリアーの購入を検討されている方はチェックしてみてください。
※この記事は、リセール価格や残価率の保証をするものではありません。損失を被った場合も一切責任をとれませんので、ご承知おきください。
Contents
早速、ハリアーのリセール価格・残価率について見ていきます。ハリアーの残価率は、新車登録から約3年経過した車両で55~60%以上となった実績があります。
残価率とは?
残価率とは、新車購入価格に対する、売却時の価格の割合のことです。
残価率 = 売却時の価格 ÷ 新車購入価格
残価率が高いほど価値が落ちづらい人気の車と言えます。
平均的な車の新車購入から3年経過後の残価率は50~55%程度と言われておりますので、平均よりも高い残価率であると言えます。
車の買い方や状態、売却のタイミングによって大きく違ってきますので、あくまでご参考にして頂ければと思います。相場の状況や条件によっては下回ることも、より高い残価率を狙うことも出来そうです。
ハリアーはご存知のように国内でも人気のSUVですが、海外でも人気があります。そのため、中古車ハリアーのうち、海外需要にハマる一部の車は海外へ輸出されています。
中古車のハリアーが主に輸出されているマレーシアでは、日本での流通価格よりも高値で取引がされているので、輸出需要にハマるお車は高値で売却出来る可能性があります。
しかし、輸出にハマるかどうかは新車購入時に決まってしまいます。例えば、ハイブリッド車やターボ車はマレーシア輸出には出ていません。リセール価格を重視するのであれば、新車購入時から売却時のことを意識しておくことが大事です。
また、マレーシアへは初年度登録から1年以上5年未満の車両しか輸出することが出来ません。今ハリアーにお乗りの方は、新車から5年が経過する前に一度値段を確かめて見るのがよいでしょう。輸出の対象から外れてしまうと買取価格がガクっと下がってしまう可能性があります。
余談ですが、燃費が良いのでハイブリッド車を買おうとしている人は、本当にお得かどうか確認しておく必要があります。
ハイブリッド車とガソリン車の車両本体価格差を取り戻すためにどれだけ走る必要か計算したことはありますか。下記の記事はアルファード・ヴェルファイアについて書いた記事ですが、参考になるかと思います。
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60系のハリアーが発売して6年ほど経過しました。30系の頃から人気のハリアーですが、60系が発売されてから現在までハリアーの相場の移り変わりについて解説しておきます。これからハリアーを買う方のご参考になるかと思います。
最も特徴的だったのが、60系ハリアーが発売してから1年経過した頃です。ハリアーはマレーシアでも人気のある車両で、先程お伝えしたようにマレーシアへ輸出出来るのが、新車登録から1年経過したタイミングになります。
60系前期ハリアーが輸出に出始めたタイミングで、マレーシア需要にハマった車両の買取相場が暴騰と言っても良いほど上がり、新車購入から1年経過後に新車購入価格よりも高く売却出来たということがありました。1年落ちの残価率で言うと100%以上でした。
すぐにこれほど高値で取引されることはなくなりましたが、それでもマレーシアの輸出に出ている車両については、高水準で取引され続けていました。
そこから、3年が経過し、マイナーチェンジモデルが発売されました。60系前期モデルの買取価格の暴騰を知っている方は、マイナーチェンジモデルでも同様に新車から1年経過したタイミングでも高騰を期待していました。
しかし、残念ながらその期待は外れてしまいました。マレーシアで現地トヨタがハリアーの新車販売を開始したのです。そのため、1年落ちのマイナーチェンジ後のハリアーの価格は期待の金額に届かず、しばらく乗り続けるという選択をした方も少なくありませんでした。
国内需要で良い値段もついてはいましたが、やはり海外需要での高騰を期待していた方にとっては手放しを納得出来る額ではありませんでした。
一方で、60系前期ハリアーは引き続き、良い値段での取引がされていました。車によっては5年近く乗った車両の残価率が55~60%程度の高値で取引をされていました。
2013年12月に60系ハリアーが発売されて、2018年12月で新車購入から5年経過する車両が出てきました。つまり、マレーシアの輸出の対象から外れる車両が出てきたということです。
マレーシアへの輸出の対象から外れた車両の寝落ちに引っ張られる形で、まだ輸出に間に合う車両の買取相場が最終的には70~80万円ほど値段を落としました。
これを私たちは「ハリアーショック」と呼んでいますが、たった半年足らずで売却価格がこれだけ違いましたので、値段が下がる前に売り抜けた方はラッキーだったと言えます。
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そこからジワリジワリと時間をかけて値段を戻してきましたが、また値段が下がってきています。2020年初夏に新型ハリアーの発売が現実味を帯びたことが相場の下がり始めの引き金です。
やはり車の流通価格とモデルチェンジの関係は密接です。これから売却をする方もタイミングを検討する際には、参考にしてみてください。
2020年3月現在は、車の買い方次第にはなりますが、最初にお伝えしたくらいの残価率になりそうです。
ハリアーを高く売却したい方は、直接個人からも買取を行っている輸出企業で一度値段を確認しましょう。
先程、輸出に出ている車両は高価買取が期待出来るとお伝えしましたが、一般的な買取店は、買取した車両を中古自動車オークションへ出品しており、その車を輸出企業が落札して輸出しているのです。
そのため、買取店が提示出来る買取価格は、オークションの落札データから、買取店の利益・経費・手数料を差し引いた額となります。
一方で、輸出企業はオークションで落札した車両を輸出していますので、直接輸出企業に買取をしてもらえば、買取店の利益や手数料などの分、高値が付く可能性があります。
輸出には細かい条件がありますので、全ての車が輸出に出る訳ではありませんが、一度無料査定で値段を確認する価値はあります。
弊社株式会社ENGも、買取させて頂いた車両を直接マレーシアへ輸出している輸出企業です。お手放し・お乗り換えご検討中の方はお問い合わせください。
この記事では、ハリアーのリセール価格と残価率についてまとめました。ポイントをまとめておきます。
フルモデルチェンジ後のハリアーの購入をご検討されている方は、是非ご参考にして頂ければと思います。
また、ハリアーと比較されることの多いレクサスNXのリセール価格・残価率についても「レクサスRX・NXの気になるリセール価格!残価率はどうなのか?」にまとめてあります。もしレクサスNXと迷っている方がいれば参考になるかと思います。
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