2021年3月30日 Posted by 編集部
アルファード・ヴェルファイアのオークション相場は、なんとか山場を越えて、耐え抜いた状況と言えそうです。
1月下旬にある大手買取店の大量出品で大幅に相場が下落して以来、ずっと相場が不安定な状況が続いていました。車によっては、更に10万円~30万円ほど、下落がひどい車だと50万円~80万円ほど、相場が下落しました。一部は暴落しましたが、なんとか持ちこたえたという印象です。
2020年5月の緊急事態宣言解除後、国内の小売が好調で、輸出に出ている車両を含めて大量に仕入れをしていました。
しかし、思ったほど売れず、年明けからは、仕入れを続けていた小売店も、極一部を除いて仕入れを止め、回し屋と呼ばれるブローカーと一部の輸出業者だけが仕入れをしている状況でしたので、出品台数が増えるこの時期に完全に需要と供給のバランスが崩れてしまっていました。
危惧していたトヨタ系ディーラーによる相場度外視の投げ売りですが、今週のトヨタ系オークションでも相場より数十万円~50万円ほど安く売っていた車が何台かありました。しかし、3月がトヨタ系ディーラーの決算になりますので、今週でそれも終わりになりそうです。
自動車業界全体としても繁忙期と言われているのが3月末までで、ここからは、市場への供給量が減り、需要と供給のバランスがあってくるのではないかと思います。早期の復調を期待しています。
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先週、弊社のマレーシアのお客様から輸入許可証が発行されたと連絡をもらいました。弊社の主要なお客様は輸入許可証が発行されましたが、コロナ渦で、政府による審査が厳しくなったことなどで、小さい業者など、まだ多くの業者に輸入許可証が発行されておりません。
例年であれば今頃は、今年分の輸入許可証は全て発行され、各業者に行き渡っている時期ですので、やはり例年とは状況が違うと言えます。マレーシア輸出完全復活には、もう少し時間がかかりそうです。
先週に輸入許可証が発行されたお客様からは、今まで買えていなかった分、車を買うようオーダーを頂いており、先週だけでオークションで200台弱の車を仕入れました。年始から出遅れた分、ここから巻き返し出来るよう仕入れを頑張っております。
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マレーシア輸出の完全復活にはもう少し時間がかかりそうですが、引き続き、市場での流通台数の少ない車両は良い相場を維持しており、アルファード・ヴェルファイアもこれからという感じですので、売却・お乗換をご検討中の方は、是非お問い合わせください。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。