2021年9月10日 Posted by 編集部
この記事では、マレーシアへ輸出する車両に対して、船積み前に港で行っている作業をご紹介します。輸出の裏側に興味がある方には楽しんでいただけると思います。
まず、港に車両が搬入されたら下記のチェックを行います。
車両搬入の時点では、ヤードでしっかり清掃などをして仕上げをしておりますので、港で車に対して行う作業はありません。
上の写真は積荷の確認をしているところです。
車を輸出をする際、車内に荷物を載せておく場合には(インナーカーゴ)、事前に申請が必要になります。この事前申請をしていない積荷については、強制的に降ろされてしまいます。
そのため、車両が搬入された際には、申請外の積荷がないかを確認しています。
その後、全日検の放射能検査を受けます。車台番号を確認して、フロント、リア、タイヤハウスの放射能濃度を測ってもらいます。
この車は検査に合格しましたので、フロントガラスに検査済みシールがはってあります。
今は基本的に放射能検査に引っかかる車はありませんが、東日本大震災直後は、何台か検査にひっかかって輸出できなかった車もありました。
以上で、マレーシアに輸出する準備が整いました。車を輸出するためには、車両の仕上げや書類手続きなどがありますが、港でやる作業としては実はそれほど多くはありません。
ちなみに、岸壁からはこんな風景が見えます。とても良い景色で、力をもらえますね!
輸出される車は、ここからマレーシアの港まで2週間近く海の上になります。
輸出前の港での作業はいかがでしたでしょうか。放射能検査をしているというのは、驚かれた方もいるのではないでしょうか。
今後も時々こういった情報をお届けしていきますので、お楽しみに!
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