2020年4月7日 Posted by 編集部
トヨタの大人気高級ミニバンのアルファード・ヴェルファイア。2020年1月に一部改良が行われたことでも話題になりました。
これから購入を考えている方も多いと思いますが、アルファード・ヴェルファイアには沢山グレードが用意されており、どのグレードにしようか迷っている方もいると思います。
この記事では、アルファード・ヴェルファイアの各グレードの特徴をご紹介していきます。カーライフにあったご購入が出来るよう、ご参考になれば幸いです。
Contents
※残念ながら、2021年5月の一部改良に伴い、ヴェルファイアは特別仕様車のGOLDEN EYES Ⅱ以外のモデルが廃止となりました。アルファードもガソリン車のGグレード、ハイブリッド車のS、G、SRグレードが廃止されています。
アルファード・ヴェルファイアにはガソリン車とハイブリッド車があります。全グレード*を下記の表にまとめました。
アルファード・ヴェルファイアは兄弟車で、表の横並びになっているグレードが対応しています。外観以外は同じです。
ハイブリッド車は4WDのみとなりますが、ガソリン車は2WDと4WDを選べたりと幅広い選択肢が用意されています。また、外観のタイプによって、ノーマルボディとエアロボディに大別されます。
残念ながら、2020年1月の一部改良で、アルファードのS”Aパッケージ”、ヴェルファイアのZ”Aエディション”が廃止になりました。
一部改良の内容は「【改良内容まとめ】トヨタ、アルファード・ヴェルファイア一部改良し2020年1月6日に発売!ディスプレイオーディオが標準搭載!」にまとめてあります。
*福祉車両は除く
アルファード | ヴェルファイア | 価格[円] | |
ガソリン車 | X | 3,597,000~ | |
4,539,000~ | |||
GF | 5,202,600~ | ||
Executive Lounge | 7,269,000~ | ||
S | 3,941,000~ | ||
S “TYPE GOLD Ⅱ” | GOLDEN EYESⅡ | 4,240,000~ | |
S “Cパッケージ” | 4,681,600~ | ||
SC | 5,277,600~ | ||
Executive Lounge S | 7,421,000~ | ||
ハイブリッド車 | HYBRID X | 4,613,000~ | |
HYBRID G”Fパッケージ” | 5,573,000~ | ||
HYBRID Executive Lounge | 7,599,000~ | ||
5,491,000~ | |||
HYBRID S“TYPE GOLDⅡ” | HYBRID GOLDEN EYESⅡ | 5,088,400~ | |
HYBRID SR”Cパッケージ” | 5,720,000~ | ||
HYBRID Executive Lounge S | 7,752,000~ |
これだけグレードがあると何が違うのか?と思ってしまうかもしれません。価格帯も300万円台~700万円台までと、幅広くなっています。次からは各グレードの特徴をご紹介していきます。
わかりやすくするために、アルファードのグレードでご紹介をしていきますので、ヴェルファイアの場合は、対応グレードに置き換えてお考えください。
まずはノーマルボディのグレードからご紹介していきます。ノーマルボディのグレードは表の通りです。
ガソリン車 | ハイブリッド車 |
・X[2.5L] ・GF[3.5L] ・Executive Lounge[3.5L] |
・X ・G ・G”Fパッケージ” ・Executive Lounge |
ノーマルボディ車両の特徴の1つを挙げると、最上級グレードのExecutive Lounge以外は、内装色がベージュだということです。Executive Loungeは黒が標準ですが、ベージュへ変更することが出来ます。
エアロボディ車両の内装色は、Executive Lounge以外、ブラックのみとなりますので、内装ベージュの車両が良い方はノーマルボディの車両を選択することが多くなると思います。
また、ノーマルボディとエアロボディで選択出来る外装色が若干違います。アルファードとヴェルファイアでも選択出来る色が違ってきますので、気になる方は「【カラー】30系後期アルファード外装色まとめ | あなたにピッタリのカラーは?」をご覧ください。
Xはエントリーモデルです。
しかし、エントリーモデルながらも、インストルメントパネルに加飾がされていたり、トヨタの予防安全パッケージのToyota Safety Sense(アダプティブハイビームシステムを除く)も標準搭載されていたりします。アルミホイール(16インチ)も設定され、十分魅力的なグレードと言えます。
関連記事:トヨタ アルファード・ヴェルファイアが予防安全性能評価で大賞を獲得!!
Xの最大の特徴が、8人乗りであるということです。2列目の3人掛けのベンチシートになっており、お子様の隣に座りたいご家族の方に人気です。
ノーマルボディの他のグレードは、7人乗りしか設定がありませんので、8人乗りが良いということでXを選択される方も少なくありません。上位モデルと比べて、安価なことも人気の理由の1つです。
ちなみに、ガソリン車は8人乗りのみの設定ですが、HYBRID車は7人乗りと8人乗りを選ぶことが出来ます。
ミニバンでは定番になっている装備品が、パワースライドドアです。Xは標準では、助手席側しか設定がありませんが、メーカーオプションで運転席側にも設定出来ます。一部改良に伴い、全グレード標準となりました。
こちらは便利な装備品ですし、リセールの観点からもつけておいてお得な場合が多いので、両側つけておくのがオススメです。
上位グレードとの違いをもう少し見ておきます。
30系後期モデルから登場した特徴的な装備の1つが、3眼LEDヘッドランプとシーケンシャルターンランプ(いわゆる、流れるウィンカー)です。しかし、残念ながらXには共に設定がなく、ヘッドランプは2眼LEDです。
また、シート素材は、ファブリックシートとなっています。ファブリックでも十分という方も多いと思いますが、上位モデルがプレミアムナッパ本革、もしくは合成皮革であるのと比べると、少し控えめな印象になっています。
細かい違いは他にもありますが、まずはこのあたりをどう捉えるかで、上位グレードを考えるのかXで購入の検討を進めるのかが判断出来そうです。
続いて、Xの上位モデルのGです。
シート素材が合成皮革となり、2列目は7人乗り専用のリラックスキャプテンシートになっています。3眼LEDヘッドランプ標準搭載、17インチアルミホイールなど装備品が充実しています。
ステアリングは本革巻きで、一部にメタルブラウンウッドが採用されています。また、フロントシートには快適温熱シートも設定があります。
Xでは片側標準であったパワースライドドアも、Gでは両側が標準になっています。
また、ミニバンならではの装備品の1つであるパワーバックドアを、メーカーオプションで設定することが出来るようになります。
パワーバックドアは、大きな荷物を持っている場合や、女性の方にはとても便利な機能です。設定があるグレードが良いという方は、ノーマルボディの車であれば、G以上のグレードが購入の検討対象に入ってきます。
G以上と言えば、Toyota Safety Senseのアダプティブハイビームシステムが、G以上のグレードでは標準装備に加わりますので、より安心です。
Gの上位グレードが、GF・G”Fパッケージ”になります。
X、Gのガソリン車の排気量が2.5Lであったに対し、GFからは排気量が3.5Lとなります。エンジンパワーにこだわりたい方は、GF以上のグレードが選択肢に入ってくると思います。
Gではオプションであったパワーバックドアが標準となり、2列目シートもエグゼクティブパワーシートへランクアップしています。
エグゼクティブパワーシートは、パワーリクライニングやパワーオットマンが装備されており、名前の通りエグゼクティブな気分を味わうことが出来ます。
シート素材は合成皮革です。一部改良前は、本革シート標準でしたが、一部改良で合成皮革になり、Gとの差が小さくなりました。
細かい点では、GF・G”Fパッケージ”からはステアリングヒーターが追加されていますが、大きな違いは排気量(ガソリン車のみ)、パワーバックドア標準と2列目シートと考えておいて良いでしょう。
最上級グレードのExecutive Loungeです。
価格帯も700万円を超えていますが、価格に見合った装備品が設定されています。
シート素材はプレミアムナッパ本革が採用され、2列目シートもエグゼクティブラウンジシートへランクアップされています。読書灯や快適温熱シート+ベンチレーションが設定されより快適に過ごすことが出来ます。パワーリクライニングには、メモリー機能も追加されているので、いつでもベストポジションをとれるようになりました。
また、下位グレードではメーカーオプションであった、いわゆるメーカーオプションナビ(JBLサウンドシステム付き)や13.3インチリヤシートエンターテインメントシステム、パノラミックビューモニターも標準で設定されています。
安全機能も充実しており、デジタルインナーミラーやブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックオートブレーキなども標準装備になっています。
このようにExecutive Loungeでは、ほとんどの装備品が標準で搭載されており、メーカーオプションで設定できる装備品が数えるほどになっています。
メーカーオプションで設定出来る装備品が下記です。
・スペアタイヤ
・ムーンルーフ
・ITS Connect
・LEDリヤフォグランプ
・おくだけ充電
・寒冷地仕様
せっかくアルファード・ヴェルファイアに乗るのであれば最上級のものをとお考えの方にはオススメです。
また、後席の快適性が素晴らしいので、海外でも要人の送迎や社用車に使われたり、国内でも有名な芸能人の方が乗っていたりします。
続いて、エアロボディの車両について見ていきます。エアロボディは、フロント、サイド、リヤにエアロパーツがついています。その分、車両本体価格もノーマルボディよりも高く設定されています。
ガソリン車 | ハイブリッド車 |
・S[2.5L]
・S”TYPE GOLD Ⅱ”[2.5L] ・S”Cパッケージ”[2.5L] ・SC[3.5L] ・Executive Lounge S[3.5L] |
・S ・SR ・SR”Cパッケージ” ・Executive Lounge S |
どちらかというとノーマルボディよりも、エアロボディのグレードの方が人気です。
エアロボディは、Executive Lounge以外は、内装色がブラックになります。内装ベージュが良い方は、ノーマルボディから選択することが多くなると思います。
エアロボディの中でベースとなるグレードがSです。
ガソリン車のSは7人乗りと8人乗りを選択することが出来ます。エアロボディの中で8人乗りを選択出来るのはSだけになります。
Xの場合とは逆で、HYBRID Sは7人乗りしか設定がありません。ハイブリッド車で8人乗りが希望の方はHYBRID Xになります。
7人乗りの場合の2列目は、リラックスキャプテンシート、8人乗りの場合は、6:4分割チップアップシートになります。シート素材はどちらもファブリックです。
パワースライドドアは助手席側のみ両側標準装備(一部改良に伴い両側標準となりました)です。オプションで運転席側も設定出来ますので、設定しておくのがオススメです。便利ですし、リセール価格にも大きく関わってきます。
残念ながら、パワーバックドアはオプションでも設定することが出来ません。
外装の特徴は、Sが18インチアルミホイールが標準、HYBRID Sが17インチアルミホイールが標準ということです。2眼LEDヘッドランプで、シーケンシャルターンランプの設定もありません。
安全装備のToyota Safety Sense(アダプティブハイビームシステムを除く)も標準搭載されているので、嬉しいですね。
HYBRID SRがHYBRID Sの上位グレードになります。
7人乗り固定となり、2列目はリラックスキャプテンシートです。シート素材が合成皮革にグレードアップしています。
SR以上のグレードでは、Toyota Safety Senseのアダプティブハイビームシステムも標準搭載されるようになります。また、3眼LEDヘッドランプも標準搭載になり、シーケンシャルターンランプも設定されています。
パワーバックドア、ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能も標準搭載されているので、雨の日や大きな荷物がある時も便利ですね。アルミホイールは17インチ標準になっています。
S”TYPE GOLD Ⅱ”については、下記の記事をご覧ください。
HYBRID SRの上位グレードが、S”Cパッケージ”とHYBRID SR”Cパッケージ”です。HYBRID SRと比べると、2列目がエグゼクティブパワーシートになり、パワーアップしています。
S”Cパッケージ”とHYBRID SR”Cパッケージ”の大きな違いはアルミホイールです。S”Cパッケージ”が18インチアルミホイールであるのに対して、HYBRID SR”Cパッケージ”は17インチアルミホイールになっています。
SCはS”Cパッケージ”の排気量が3.5Lに上がったグレードです。
Executive Lounge S、HYBRID Executive Lounge Sは、エアロモデルの最上級グレードです。
外観以外はノーマルボディと同じですので、詳しくはそちらをご覧ください。
ちなみに、一部改良前はExecutive Loungeをベースにした、コンプリートカーの”ロイヤルラウンジ”が生産されていましたが、2019年12月で生産を終了しています。ロイヤルラウンジは4人乗りの1500万円を超える超高級車でした。
どんな車両か気になる方は、下記の記事をどうぞ!
この記事では、大人気のアルファード・ヴェルファイアのグレードについてまとめました。
グレード毎に大きな違いがありますので、実現したいカーライフと予算とでご相談して頂き、グレードを選択して頂くのが良さそうです。
また、アルファード・ヴェルファイアはリセール価格が良いことでも有名です。「せっかくならリセールにもこだわりたい」「リセールの良い買い方とは?」と思われた方は、下記の記事もご覧下さい。
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