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【売却まで3年半かかった】苦い思い出のLX570…

  2022年11月11日 Posted by 編集部


こんにちは!ENGです。

11月になり、もう10日が過ぎました…!
年末が近づくにつれてどんどん早く過ぎていく気がします(*_*)

先日UPしました、オークションの振り返りと今後の相場予想についての記事は、もうご覧いただけましたでしょうか?

これから売却予定の方と、H30年登録のお車にお乗りの方にぜひ読んでいただきたい内容となっております。ぜひご覧ください↓

【増加する出品台数】2022年10月 オークションの振り返りと今後の相場予想

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【H30年登録】売却は5年が経過する前に!

オークション3回キャンセルされた「レクサスLX570」

こちらのレクサスLX570、つい先日売れたのですが、オークションに出品するも過去3回もキャンセルをされている車両です…

弊社が仕入れ(買取り)したのは2019年2月末頃で、売れるまで、なんと3年半以上の時間がかかってしまいました。

仕入れから売却まで3年半かかった理由①

こちらの車両は個人のお客様から買取をしたのですが、買取した後、盗難車であるという事が判明しました。

盗難車と気付いた理由

  1. エンジンナンバーが識別困難な状態になっていた(エンジン本体に打刻されているエンジン固有の識別番号のこと)
  2. 同じ車体番号の車が、すでに競合他社からマレーシアに輸出されていた

輸入した会社が弊社のお客様だったので、確認したら同じ車体番号の車が、お客様のショールームに並んでいました。

 車台番号とは

車には、必ず全車で異なる車台番号というものが割り振られていて、この番号により車両の識別ができるようになっています。

(車にとってのマイナンバーや戸籍のようなもの)

なぜ窃盗団は、既に日本には存在しない車の車台番号を盗難車に打刻できたのか?

窃盗団は、あらゆる手を使って一度輸出抹消になっているが、再輸入という形を取って輸入許可通知書を取得し、車検登録していました。

この時の許可書は、もちろん偽造書類です。

仕入れから売却まで3年半かかった理由②

買ったのに所有権はENGにはない…

盗難車の本来の車台番号の元オーナーは、保険を使って既に処理済みだった為、所有権は保険会社にある状態です。

騙されて買った上、所有権がENGには無いので保険会社から買い取る事で、所有権を引き継ぐ必要がありました。

保険会社に数百万円お支払いをして、所有権を購入した為、この時点までで総額1300万円以上はかかってしまっています。

仕入れから売却まで3年半かかった理由③

無事所有権は譲渡されたが…

所有権は、無事保険会社からENGに譲渡されました。

が…、ここからもまだ手続きは続きます。

所有者がENGになった後は、全国の警察署で共有されている、盗難車登録の解除をして貰う必要が有りました。

盗難解除をするには、盗難登録がされている都道府県に行き、盗難解除が妥当と判断される必要があります。

盗難登録されている警察署は、運悪く遠方で、何度も警察署に足を運び、大変な苦労の末に無事解除の許可がおりました。

仕入れから売却まで3年半かかった理由④

盗難車登録が解除された後は、陸運局で職権打刻をする流れになります。

職権打刻とは

売る為には、新しく車台番号を発行してもらわなければならないのですが、この車ごとの個別番号である車台番号を、新たに付与し直す手続きが必要になります。

この新たに付与する手続きの事を「職権打刻」と言います。

職権打刻車は一目でわかる

職権打刻された車は、車検証を見れば一目でわかります。

下記のように通常の車台番号は、アルファベットと数字ですが、職権打刻した場合は『漢字+数字』となります。

職権打刻車は売りづらい

職権打刻された車は、売り辛いです。

売り辛い理由は、職権打刻が行われる理由を見ればわかります。

職権打刻が行われる理由

職権打刻が行われる理由としてあげられるのが、下記4つ。

  • 盗難車である事を隠すため(車台番号が消されているから)←今回の例もコレ
  • 塩害や老朽化で消えてしまった(ダメージが大きい車)
  • 事故等によりパーツが交換された
  • 並行輸入車である(通常は輸入車であっても、正規代理店を経由していれば車台番号が刻まれていますが、個別に輸入した車には車台番号がない為職権打刻が必要)

これらの理由から、職権打刻された車=リスクが高い車(故障やトラブルを起こしかねない)と認識される為、買い手が見つかり辛いです。

今回のレクサスLXも、手続きに時間と手間がかかるうえに、買い手が見つかるまで時間がかかってしまいました。

手間もコストもかかった苦い思い出のレクサスLX

職権打刻された車は、なんらかの問題を抱えている可能性が高いと判断されてしまう為、売り辛いという事をお伝えしましたが、やっとの思いで売れた場合でも、職権打刻されているというだけで、車の価値も下がります。

今回のレクサスLXは、買い手が見つからないのであればスクラップ(車を解体する事)するしかないと思っていた矢先、買い手が見つかったのは良かったですが、相場よりもかなり安い金額で売れたので、結果的に1台だけで600万円以上の損失となってしまいました。

しかし、国内外で需要が高いLX570だったから売り切れた部分は大きいかと思います。

まとめ

今回は、職権打刻車についてご紹介しました!

皆様、中古車を購入する際は、必ず車台番号を車検証を照らし合わせて確認してくださいね!
職権打刻車の購入は、避けていただく事をおすすめします。

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